となりの席のおぎありさん-美容オタクなエンジニアのぼうけん-

美容オタクなエンジニアのぼうけん日記。新人としてこき使われているIT土方が美容やアートやその他いろいろ書きます。

夢小説・ふみコミュ・ぱどタウン・前略プロフ 私たちが駆け抜けた女の子インターネット

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夢小説・ふみコミュ・ぱどタウン・前略プロフ 私たちが駆け抜けた女の子インターネット

小・中学生のときはまだツイッターもFacabookもなくて、ケータイ持ってる子がまだ半分くらいで、学校が終わるとせっせとパソコンに向かってインターネットを楽しんでた世代に送るエントリです。(90~95年生まれくらいかな?私は93年)

夢小説を初めて読んだときは魔法のようだった

私が小学校2年生のときに我が家にパソコンがやってきました。「年賀状を俺の仕事用のパソコンで作るのも嫌になってきたし家族で使えるパソコン買ってきたぞー」若かりし頃の父が富士通FMVのWindowsXPを買ってきました。結果としてそのPCはほとんど私だけに使われ倒されることになり、「そんなパソコンばっかやってると目が悪くなるぞ!」と父親に怒られたので、家族が寝静まってからインターネットライフを楽しむ日々でした。

子供の頃から漫画やアニメが好きで、最初は二次創作のファンサイトを巡っていました。ある日夢小説サイトにたどり着きました。

「ん?夢小説?これってなんやろ」

小説のタイトルをクリックすると、

犬夜叉「お前の名前はなんつーんだ。教えろよ」


BEST OF INUYASHA 百花繚乱 -犬夜叉 テーマ全集- (CCCD)

と犬夜叉が聞いてきて、下に名前の入力欄があります。

「ありさって入れてみたらいいのかな…。」 

そして『小説を読む』ボタンをクリック。その先の世界に私は圧倒されました。

「わあーー犬夜叉が私の名前呼んでるーーーすごーーい!」

それから先の私は、夢小説という大海原を大航海していました。主に私が小・中学生のときに繁栄したジャンル。(古い順から)

・ハリポタ

・リボーン

・テニプリ

・銀魂

という一連の流れがありました。作者も同じ小・中学生が多くて、彼女たちは

ドリーム小説変換ツール DreamMaker

を駆使して、知らず知らずのうちにJavaScriptを用いた高度な文学表現をしていたのです。

夢小説界隈は、夢漫画、夢専用同人イベント、と人口を広げ、今も隆盛を保っております。私も高校生くらいまでは読んでいました。実は高校生のときぐらいまで『羊たちの沈黙』のレクター博士を相手とした夢小説サイトを運営してました。レクター博士はマイナーでしたが『羊同盟』というレクター博士専門夢小説リンク集である同盟サイトもあったのです。『羊たちの沈黙』は限りなくピュアな恋愛映画であるという考察を今から書きたいんですけど5000字くらいになるのでまた別のエントリに書きます。

ハイスキル女子小中学生の溜まり場「ふみコミュ」

現在も健在のふみコミュ。

www.fumi23.com

私が毎日アクセスしていた頃とは全く違うサイトになっています。

全盛期のふみコミュの一番の特徴、それは

・各ジャンル別サイト人気ランキング!!!

で全国の女子小中学生がアクセス数を競い合って熱い戦いをしていたんですよね。

ジャンルとしては

・素材屋

・小説サイト

・写真加工技術の提供サイト

・恋愛コラム系のサイト

・初心者のためにHTMLやJavaScriptなどを教えるサイト構築指南サイト

などがありました(これは私が覚えている限りなので本当はもっとあったと思います。)

この現象からわかることは、

小・中学生のときに自分のサイトを作っていた

という人が私の世代だと多いということなんですよね。私よりもう少し後の世代だと、ツイッターやPixivがあるので自己発信するためにわざわざ自分のサイトを作る必要もないんです。

特に素材屋、写真加工技術の提供サイトのレベルはかなり高かった。

「同年代の女の子に受けるデザイン」を提供するために競い合っているうちに技術がうなぎ上りになっていったのです。

一部の大学生や社会人はフォトショを買って加工をしていましたが、普通の未成年では無理。よってPictBearというフォトショ(まがい)ぽいフリーソフトを使って画像加工していました。素材屋は人気が出てくると大抵加工技術提供のサイトも別運営してくるようになっていました。

www.fenrir-inc.com

 こんなキラキラしたデザインのサイトにするために必死でみんな写真加工技術やHTMLを学んでいたいんですな。(私も素材屋を開こうと頑張ったことがあったけど挫折した。)

私がインターネットにハマったきっかけ⑵ | yuzuhotakagi.com | 文系女子大生が一人前のエンジニアになるまでの備忘録

↑のブログは読んでいて懐かしい気持ちになります。

私のネットの箱庭、ぱどタウン

今年の7月に老舗インターネットコミュニティ「ぱどタウン」が閉鎖しました。

nlab.itmedia.co.jp

自分のお部屋を持って、ぱど友(ぱどタウンでの友達)の部屋を行き来して掲示板にメッセージ書いたり、お金をためて家具を買ったりして楽しむ。という感じのコミュニティです。

「アメーバピグと変わんないじゃん」って思った人

全然違います!!!

アメーバピグとぱどタウンの大きな違いとしては「ユーザーがHTMLやCSSでガンガン部屋改造しまくれる」という点があります。(やりすぎがレイアウト上の問題となって規制がかかったこともある。)

「こういうタグがあるよ〜〜」と教えあって、みんなカーソルをキラキラさせたり、スクロールバーをカラフルにしたりしてました。

専アイという概念があって(ただ単に自分用の画像をプロフィールのアイコンにするだけなんですが)、「専アイ作ってください!お礼に部屋の改造タグ50個づめのテキストファイル渡します!」と物々交換がされていました。そのくらい写真加工できたりロゴ作れたりする人は重宝されていたわけですね。(ちなみに私も小学生のとき専アイ屋さんしてました。)

直リン(素材屋のサイトの画像URLをそのまま使って自分の部屋の壁紙に使ったりする)も大問題になったことがあって、様々なぱどユーザーたちが人気素材屋の画像を直リンで貼り付けたせいで素材屋の画像がほとんど表示されないという物凄い現象が起こったこともあります。ぱどタウン側は「もうぱどのドメイン以外の外部URLの画像は壁紙などには一切使用できません」と規制をかけました。「その代わりに年間2000円の有料サービス『ポシェ』を始めました。使いたい画像はポシェにアップロードして使ってください」とポシェのサービス提供を始めました。

私は専アイ屋さんとして活動を停止するわけにはいかなかったので、お父さんにおねだりしてお年玉から年2000円をポシェに課金したのです。私がオンラインサービスに生涯初めてお金を払った瞬間でした。

前略プロフってなんだったんだ

中学生の時に流行った前略プロフ。

matome.naver.jp

昨年9月にサービス終了してました。前略プロフ、ミクシィあたりから、だんだんと今のSNSの形に近くなってきたように感じます。

前略プロフって何かと言うと

「数十個の質問に答えいていってその質問と答えをプロフィールとして表示する」というとても簡素なサービスなんですけど、そのシンプルさと手軽さが中学生に受けて大流行りしました。

・写真はプリクラ

・性別を「凹/凸」「パコられるほう/パコるほう」と書く

・自意識が5000兆円の年頃に書くのでものすごく全てがイタイ。

こんな感じですね。

実態をわかってもらうには実例を見た方が早い。

matome.naver.jp

え?私のプロフ見せてって???

ブログですっぴん晒してますがそれだけはできません!!!!

 

終わりに

パソコンやガラケーでネットの荒波を乗り越えた最後の世代の女の子たちは(90~95年生まれぐらい)は今のSNS社会をどう思っていますか?私の感想としてはなんだか今のSNSは現実社会とのひも付きが強すぎてあんまり自由は感じない気もします。インスタでキラキラしてイイねをもらうの楽しいですけど、私は自分が書いた夢小説の拍手ボタンを押してもらった時の方が嬉しかったなあという気持ちも。懐かしい過去を思い出してるだけなのかもしれないですね。

まあインスタでイイねもらうのは楽しいですけどね!!!!